本日はふすまとは?ふすまパンとは?について改めてご説明したいと思います。
まずは、ふすまとは何?という方のためにふすまについてご説明致します。
ふすまとは?

上のイラストは、小麦の断面を簡単にイラスト化したものなのですが、大きく3つの部分に分けられます。約80%以上を占める「胚乳」、約15%程度の「表皮」と約2%程度の「胚芽」に分けられます。
ふすま(麩・麬)とは、表皮と胚芽を足した部分のことをいいます。ふすまは表皮だけでなく、胚芽も含むこともポイントです。外皮という言葉もよく使われますが、外皮も表皮と胚芽を足した部分のことを指すので、ふすまと同じ意味になります。
お米の皮の米ぬかの部分もふすまの一種なので、ぬかの方がイメージして頂きやすいかもしれません。建築の引き戸の「ふすま(襖)」の方が一般的な言葉なので、勘違いされる方も多いですが、ここでは関係ありません。英語ではブラン(bran)といいます。

スーパーフードとも言われるふすまの特徴
ふすまはスーパーフードと言われることもあります。それは、ふすまには、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルや食物繊維もバランスよく豊富に含まれていることにあります。
また、もう一つの大きな特徴として、小麦粉と違い糖質を多く含む胚乳が含まれていないために「低糖質」なのが大きな特徴となります。
ふすまに含まれる糖質量は、品種によっても異なり、100g中10g程度から30g程度です。
小麦粉にふくまれる糖質量は、100gあたり70gですから、比較的低糖質であることが分かります。

次にふすまパンについて説明します。
ふすまパンとは?
ふすまパンとは、小麦の表皮と胚芽を合わせた総称である「ふすま」を用いた、食物繊維が豊富なパンのことをいいます。英語にして、ブランパンとコンビニなどでは呼ばれています。
このように広い意味では、パンにふすまを少しでも使用していれば、ふすまパンと呼ばれてしまっていますが、厳密には大きく分けて以下の三つがあります。
①全粒粉パン
②中糖質なふすまパン
③低糖質なふすまパン
順次、ご説明致します。
①全粒粉パンとは?

これはお米でいうと玄米のようなもので、皮のついた小麦をそのまま挽いてつくった全粒粉を小麦の代わりに使用して焼いたパンのことです。
砂糖を含んでいることもあります。
糖質自体は普通のパンとあまり変わらず多いですが、食物繊維を含むため血糖値の上昇が緩やかになります。砂糖や小麦の胚乳部分の糖質は多く含んでいます。
数値にすると、通常のパンは100gあたり糖質44.5gに対し、全粒粉のパンは、100gあたり糖質42.5gです。
糖質量はあまり変わらないですが、血糖値の上がりにくさを表すGI値は比較的低く、普通のパンが83に対し、全粒粉パンが52となります。
②中糖質なふすまパンとは?

砂糖を一切、あるいはなるべく使わず、小麦粉を用いたパンに、ふすまや甘味料を加えたパンのことです。
これは砂糖をなるべく使用せず、甘味料で甘味をつけている点で、血糖値の上昇は比較的抑えられていますが、胚乳部分の糖質は含まれており、全粒粉パンよりは低糖質・低GIですが、これから紹介する低糖質パンよりは高糖質となるので、中糖質と表現しました。
100g中、糖質25gから40g(エリスリトールの糖質を除く)くらいのパンが多いです。コンビニに売っている低糖質パンもこちらに分類されますが、小麦粉や砂糖を使用しています。
③低糖質なふすまパンとは?
小麦粉や砂糖を一切使用せず、小麦たんぱく、ふすま粉、大豆粉などを主原料とした低糖質なふすまパンのことで100g中、糖質が5gから10g程度のパンを指します。
いわゆる低糖質パン・糖質制限パンと言われるパンのことです。
フスボンは、もちろんこの低糖質なふすまパンにカテゴライズされます。
またフスボンは、砂糖・小麦粉・人工甘味料・トランス脂肪酸・防腐剤・保存料を使用せず、何よりも続けやすいように美味しく仕上げていることが特徴です。
普通のパンにふすまを添加しているだけでも、ふすまパンと呼ぶケースがあるので、低糖質や健康にこだわる方は、しっかり裏面の原材料表記を見るようにしてみてください!
ふすまパンが
初めての方にも
おすすめ
フスボンが選ばれる3つの理由
1)しっとりもっちりしていて美味しい! 有機ふすまを細かく粉砕しているので、パサパサ感はありません。また大豆粉を湯種として用いているため、もっちり、しっとりとした食感で、食べごたえがあり腹持ち抜群です。 どの商品も高タンパクで栄養価が高く、とっても満足感があります。
2)2種の天然甘味料の配合で、絶妙な甘さとしっかりとした深みのある味を実現! フスボンでは、希少糖(エリスリトール)と最高品質のステビア、2つの天然甘味料の最適な組み合わせで、絶妙な甘みとしっかりとした深みのある味を実現し、後味に甘みが残ることもありません。
3)有機ふすまを契約農家で加工、特許製法で大豆粉を処理。嫌な苦みや匂いはありません! 契約農家にて、有機ふすまを最適な時間で焙煎しているので、農薬の苦みやふすまの嫌な匂いはありません。 また、特許製法(第5970657号)で大豆粉を熱湯と酢酸で処理しているしている為、大豆粉独特の青臭さはありません。
ふすまパンに関するよくあるご質問
- ふすまパン 何がいい??
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ふすまパンのいいところは、小麦の外皮であるふすまが低糖質で食物繊維が多く含まれるため、血糖値の上昇が緩やかになり、糖質制限ダイエットに活用できる点にあります。また、大豆だけを使用しているパンと比べてふすまの香ばしい香りにより、大豆の青臭さを打ち消し風味が良くなる点、ビタミン・ミネラルが豊富な点があげられます。
- ふすま粉とは何?
- ふすま粉とは、小麦やえん麦などの外皮(表皮と胚芽)を細かく砕いたもののことを指す。外皮を焙煎してから砕いたふすま粉と、生のまま砕いたふすま粉の2種類存在する。ふすまパンに使用されるふすま粉は、風味をよくするため焙煎したものを使用することが多い。
- ふすまパンミックス 何が入ってる?
- 小麦グルテン、大豆粉、小麦ふすま粉、シトラスファイバー、増粘多糖類で構成されるふすまパンミックスが多い。ふすまパンミックスに甘味料や油脂を加えることでふすまパンを自宅のホームベーカリーで作ることが可能となる。
- ふすま粉の別名は?
- ふすまの英訳は、ブラン(bran)です。ふすまパンのことをブランパンとしてローソンが販売したことから、ブランパンとも呼ばれます。ふすま粉のことを、全て英訳してブランフラワーと呼ぶことは今の所ありません。また、建築用語として使用される襖(ふすま)とは関係ありません。
- 全粒粉パン何がいいの?
- 外皮を取り除いた一般的なパンに比べ、全粒粉は外皮を含むため、血糖値の上昇が緩やかなことと、ビタミン・ミネラルが豊富なことが挙げられます。とはいえ、糖質量としては一般的なパンとほぼ変わらず、ダイエット効果は極わずかとなります。
- からだにいいパンは何?
- 「砂糖・小麦に含まれる胚乳、添加物」が含まれていない低糖質・高タンパク・高食物繊維なパンがからだにいいパンである。小麦グルテン自体はペプチドやタンパク質(アミノ酸のあつまり)であり問題はなく、砂糖や胚乳に含まれる糖質による血糖値の乱高下が血管に炎症を起こすことが問題となる。グルテンが問題になるのは、リッキーガット症候群やセリアック病のケースである。
- ダイエット中どうしてもパンが食べたい
- ふすまパンを軸とした低糖質なパンを食べましょう。一般的なパンには小麦粉や砂糖が含まれており、100gあたり質量の半分以上である50g以上の糖質が含まれています。パン一個あたりの糖質をみるのではなく、成分をみて砂糖や小麦粉が含まれていないこと、100gあたりの糖質が20g以下のパンを選んで食べるようにしましょう。
- グルテンは何が悪いの?
- グルテンが含まれる製品、つまりパンやピザ、パスタ、お菓子には、小麦の胚乳に含まれる糖質に加え、砂糖も同時に使用されていることもあり糖質が多く、血糖値の乱高下による血管の炎症や低血糖など身体の不調を起こす。グルテンに含まれるグリアジンが分解されたエクソルフィンというペプチドが有害と言われているが、ペプチドのまま身体に取り込まれるのはリッキーガット症候群であり、大豆由来や卵由来のペプチドも身体に悪影響を及ぼすため、グルテンアレルギーはタンパク質の遅延型アレルギーの一種に過ぎず、リッキーガット症候群自体に問題がある。