糖質制限の4つのフェーズとは？
みなさん、おはようございます。フスボンオーナーの川谷です。
本日は糖質制限のフェーズのお話です。
糖質制限という言葉は「制限」という文字がついていて少しつらい、きついイメージがありますよね。
また、単に糖質を制限すればよいという誤解を与える恐れもあるので、糖質制限を始められたばかりの方は注意が必要です。
糖質制限が続かない人、誤解している人の段階・陥りやすいポイントについて4つに分けて考えてみました。
糖質制限・第１フェーズ ～単に糖質を制限しただけの人～
文字どおり、「単に糖質を制限しただけの人」です。
糖質制限が危険という方のほとんどがこのことを指摘しています。たしかに糖質を制限すると、ほとんどの人が痩せます。
それは摂取カロリーが単純に糖質分減っているからです。これはカロリー制限の範疇であり、糖質制限とは異なります。
エネルギー不足で長続きせず、すぐに疲れてしまいます。
また、身体が糖質を作り出そうと糖新生がおきて筋肉量が落ちるにも関わらず、筋肉の元となるタンパク質が不足しているので、筋肉量が元の状態より落ちて基礎代謝が低下し、リバウンドしやすい体になってしまいます。体温が下がることで、免疫力の低下も心配です。
ブドウ糖が脳の唯一のエネルギー源だと未だに信じている方がいますが、それは誤解です。脂肪から産み出されるケトン体も脳はエネルギーに出来ます。
糖質制限とカロリー制限の違い
糖質制限では、日本人が基本的にとって良いとされる厚生労働省基準の平均的な摂取カロリーについては摂取します。成人女性であれば2000kcal位を指します。糖質を1日130g以下にしていてば、2400kcal摂ろうと少し多い分には、対して問題にはなりません。問題となるのは、タンパク質や脂質の摂取量が低い場合です。
次の段階を見てみましょう。
糖質制限・第２フェーズ ～低糖質・高タンパク・高脂質（良質でない脂を多く摂取）～
低糖質・高タンパク・高脂質（良質でない脂を多く摂取）の人達です。糖新生が起きている分のアミノ酸は補給出来ているので、基礎代謝は維持できている確率が高いですが、脂肪が燃焼しやすい状態までには達していないと考えられます。
個人的には、ほとんどの糖質制限を実践されているかたが、この段階にとどまっているように感じます。それは未だに油=太る、身体に悪いという固定観念が残っていることも大きいのではないでしょうか。
糖質制限・第３フェーズ ～低糖質・高タンパク・良質な高脂質・高食物繊維・高ビタミン・高ミネラル～
低糖質・高タンパク・良質な脂質・食物繊維・高ビタミン・高ミネラルをきちんと摂取できている方々です。
（オメガ3、中鎖脂肪酸、ビタミンB、C、D、マグネシウム、亜鉛、鉄などを積極的に摂取）ここまでくるとほぼ完成形です。糖質だけでなく脂肪をエネルギーとしてミトコンドリアがハイブリッドエンジンでフル活動していることと考えられます。体温も高く、腸内細菌も元気で、免疫力も高いことが予想されます。
どんなサプリや脂や塩を摂取したらいいか分からない方は、フスボンおススメの脂やサプリについては下部の関連する記事にまとめてありますので、そちらを参考になさって下さい。
糖質制限・最終フェーズ ～よく噛むことや運動も定期的に行う～
第３フェーズに加えて、よく噛むことや運動も定期的に行っている方々です。
小さいころからよく噛むことが大切と教えられてきたかと思いますが、咀嚼が満腹中枢を刺激して腹八分目で収まるからという理由に加えて、胃酸が適切に出てきちんと口から食べたものが消化され腸で吸収されるという理屈の方が大切です。
マグネシウムなどのミネラルもイオン化されないと体に吸収できませんので、よく噛み胃酸の働きを適正化させることが大切です。
また、アレルギーの元となるペプチドもタンパク質が最小単位まで分解されなかったことが主因となるので、アレルギー対策にも噛むことは重要です。
また、うつになったら筋トレをするべしという言葉があるように筋肉トレーニングは運動は筋肉量をあげ、体温をあげるので、うつの改善や免疫力の強化にもってこいです。
身体を大きくしたくない方は、無酸素運動だけでなく有酸素運動をうまく取り入れるとよいでしょう。
糖質制限の４つの段階・まとめ
みなさんはどの段階にいましたか？
私は良質な脂、ビタミン・ミネラルの摂取をことあるごとにアドバイスしています。
ふすまには、食物繊維に加えて、マグネシウム・亜鉛などのミネラルも豊富に含まれているので、皆様の糖質制限ライフにフスボンをうまく取り入れてみてくださいね！
では、また！
