こんにちは!フスボンオーナーです。
今回は改めて、血糖値の上下やインスリン・糖化についてを考えたいと思います。
糖尿病という言葉が象徴するように「血糖値が高いこと」自体がすぐさま「身体に悪影響を及ぼす」と考えがちですが、糖=グルコース自体は、自然界では最も安定している形をしており、毛細血管においても毛細血管の太さは5~10マイクロメートル、グルコースの大きさは数オングストロームであり、グルコースの大きさは毛細血管からすれば1/10000以下です。
糖が血管の内壁と衝突し、血管内壁を傷つけているようなイラストを頻繁に見かけますが、あくまでイメージであり、糖が直接血管の内壁を痛みつけることはないと考えます。糖がもたらす間接的な影響の方を考えないといけません。
高血糖がもたらす2つの間接的な悪影響
糖による間接的な影響は、主に2点考えられます。
①インスリンの大量分泌が起きることによる悪影響
少し詳しい流れを書くと、
糖の急速な大量摂取→急激な血糖値の上昇→大量のインスリンの分泌→膵β細胞(膵臓内のインスリンの産生・分泌を司る細胞の一種)のフル稼働→活性酸素の発生→炎症
また、大量に出たインスリンにより高血糖状態から急激に低血糖になると、血管内皮細胞がが死滅することもわかっています。
②高血糖が続くと、糖とタンパク質が結びつき、終末糖化産物(AGEs)の発生をもたらす
それぞれについて詳しく考えてみましょう。
①インスリンの大量分泌→活性酸素が大量に発生→炎症、高血糖から低血糖への急激な変化による細胞死
糖そのものではなく、インスリンの分泌にともない膵β細胞のフル稼働により、活性酸素の不対電子が炎症や細胞の破壊をもたらしているという意味です。
糖質を取りすぎるとインスリンが大量に分泌されます。 適度な糖質に対して適度にインスリンが出る分にはいいのですが、糖質を一度にたくさん摂ってインスリンがドバッと出ると活性酸素も大量に分泌されるため身体に有害です。
また、インスリンを大量に分泌させ続けると膵臓にも負担をかける点でも問題です。糖尿病になってインスリンが出なくなるという別の問題が生じてきます。
また、血糖値が急速に上下することによる悪影響もあります。
a.正常な血糖値
b.高血糖
c.正常な血糖値と高血糖の状態を乱高下
以上の3つのケースで細胞の培養実験を行うとc.の血糖値の乱高下があるケースで細胞の死滅が一番多くみられたとのことです。
このことからも血糖値の上下動をなくすことの大切さがわかります。
以下の記事に、その論文をまとめてありますので、ご覧ください。
②糖とタンパク質が結びつき、終末糖化産物(AGEs)の発生をもたらすこと。
①を読むと、糖尿病になった場合、高血糖のままインスリンなどを打たずに何もしない方がいいのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、糖の代謝が全くできない状態だと、糖代謝しかできない赤血球などの細胞が生きていけませんし、タンパク質と糖が結びついて、有害な終末糖化産物(AGEs)が生じることの悪影響も見逃せません。
糖尿病になると、インスリンを物理的に注射で打つというのが、現在の糖尿病治療の基本ですが、インスリンがあると筋肉細胞や肝臓でグリコーゲンや中性脂肪が合成されます。 その際に、大量に活性酸素が発生します。また過剰なインスリンを分解するのにも活性酸素が必要になります。
①と②をまとめると、インスリンを大量に出さないことと高血糖の状態が長く続けないためには、糖質を控えることが一番大切なことが分かります。
人工甘味料はインスリンを分泌させることがある
また、人工甘味料は血糖値を上昇させない一方で、インスリンを分泌させることが明らかになっています。
ですので、人工甘味料の摂りすぎにも要注意が必要です。
フスボンは、低糖質で血糖値を上下動させないだけでなく、人工甘味料も不使用ですので、インスリンの大量分泌の不安がありません。
糖尿病や妊娠糖尿病の方でも安心してお召しあがり頂けます。
糖質制限中の主食でお悩みの方、どうしてもおやつが食べたい方は、是非、お試し下さい!