鉄と糖質制限について

鉄と糖質制限について

鉄と糖質制限について 鉄と糖質制限について

鉄と糖質制限について

皆さん、おはようございます。フスボンオーナーです。今回は、鉄と糖質制限についてお話しします。

鉄不足というと皆さん、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。おそらく貧血のことが一番はじめに頭に浮かぶのではないでしょうか。

確かに、鉄は酸素を全身に供給するヘモグロビンの合成に必要な栄養素ですが、それ以外にも大切な役割が3つあります。

鉄の3つの役割

①鉄は、神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン作成の際の補因子になる。
②有毒な活性酸素から身を守るスカベンジャーであるカタラーゼには鉄が必須である。
③ミトコンドリア膜にある電子伝達系には鉄が必須である。
藤川徳美 著 うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった より引用しています

①については、セロトニンやドーパミンが落ち着きや快楽を生み出す神経伝達物質であることは皆さんご存知だと思います。

鉄が不足すると上記の神経伝達物質が上手く生成されないことから、本のタイトルに「うつ・パニック」は鉄不足が原因だったに繋がります。

②については、少し難しいですが、

カタラーゼには補欠分子族としてのヘムが結合しており、鉄はそこに配位されています
藤川徳美 著 うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった より引用しています

とあり、カタラーゼが活性酸素を無害化する反応に、カタラーゼに取り込まれた鉄が大きな役割を果たすということです。

(活性酸素と抗酸化酵素については、こちらの記事をご覧下さい)

鉄と糖質制限の関わり

③については、クエン酸回路のATP生成の際に鉄が必要という話です。鉄がないと、脂肪をエネルギーにするクエン酸回路がうまく回りません。

それにより、エネルギー不足になり、よりブドウ糖が欲しくなるという悪循環が生まれます。

以上の3点から、鉄を食事で補えない場合、血液検査をして、フェリチン(貯蔵鉄)の数値が低い場合(100ng/ml以下の場合)は、サプリで補うこともおススメします。ヘム鉄とキレート鉄どちらがいいかという点は、溝口先生と藤川先生で意見が異なるので、断続的に飲む場合は医師や薬剤師のアドバイスを受けましょう。

糖質制限では、低糖質、高タンパクまで行く人は多いのですが、良質な脂質まで摂っている人は少なく、ビタミン・ミネラルまできちんと摂取している人はとても少ないです。

鉄以外にも糖質制限には必要なビタミン、ミネラルがある

今回は鉄の大切さを述べましたが、ビタミンBやビタミンD、ビタミンE、マグネシウム、亜鉛などもクエン酸回路を回す上では必要です。

糖質制限は、糖質を控えるだけの簡単なダイエットのように語られがちですが、本当の糖質制限を理解し実践するには、意外に簡単なことではありません。

フスボンは低糖質だけでなく高タンパク・高脂質で、ミネラルも豊富という点にもこだわっています。

ふすまには、100gあたり、食物繊維が50g、カルシウム103mg、鉄15㎎、マグネシウム520㎎、亜鉛11㎎とビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。

是非、皆さんの糖質制限ライフにフスボンを取り入れてみて下さいね! では、またお会いしましょう!

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  • 川谷 洋史

    1980年12月・大阪生まれ。 東京工業大学・工学部・建築学科卒。一級建築士。
    2012年ごろより糖質制限にハマり、低糖質で無添加、良質な脂質、人工甘味料を使用しないパンやスイーツがないことから、自作を始める。
    2014年9月にフスボンを立ち上げ現在に至る。
    趣味
    食べること、スポーツ観戦、サウナ、ゴルフ、ゲーム、登山、Youtube
    マイブーム
    糖質制限×サウナ×オーソモレキュラー
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