ファットアダプトに最適なココナッツオイル
こんにちは、Fusubonオーナーです。本日は、ファットアダプト食事法についてご紹介致します。
ファットアダプトとは?
サッカー日本代表の長友選手が最近、山田悟先生と共著で本を出版されました。
サイドバックとして海外で長く活躍する長友選手の運動量はどこからくるのでしょうか?
ファットアダプトとは、糖質制限の基本である、脂肪をエネルギーとして使用しやすい身体をつくるということです。
ヒトの身体は、通常時はブドウ糖(グルコース)を分解し、エネルギー源とします。しかし、空腹時や運動時など、血中のグルコースが不足すると、たんぱく質やグリセロールから糖を生み出したり(糖新生といいます)、脂肪酸(中性脂肪が分解されたもの)をエネルギーとします。
ファットアダプトの肝となるのがケトン体の存在
このときに主に肝臓で生成され、肝臓と赤血球以外でエネルギー源となるのが「ケトン体」です。
長友選手がケトン体体質にこだわっているのには、大きく2つの理由があります。1つは、サッカーの試合中90分間を全力で戦えるスタミナをつけること。もう1つは内臓脂肪など脂肪が少なく筋肉が多い身体を作り上げることです。
スタミナをつけるためには、炭水化物や糖質(グルコース)が必要なのですが、逆を言えばグルコースが無くなってしまうと、エネルギー源がなくなってしまうので、スタミナ切れになってしまいます。特に走ることが多いサイドバックというポジションで、長友選手は1回の試合で毎回12キロほどを動き回っています。ですので、長友選手にとってスタミナを付けることは、とても大きな課題だったわけです。
グルコースがなくなっても、体内に脂肪分があれば、その脂肪を分解してエネルギ―に変えることができます。しかし、スポーツ選手にとって脂肪が付いていることは筋肉への反応を遅らせたり体重を増加させて関節を痛めてしまったり、パフォーマンスを発揮するうえでとても邪魔な存在です。
ファットアダプトにMCTオイル(中鎖脂肪酸)を活用
そこで注目されたのが、中鎖脂肪酸(ココナッツオイルやMCTオイル)を試合前3時間か4時間前に摂取しておく方法です。中鎖脂肪酸は、吸収されにくい脂質で、肝臓でケトン体へと姿を変えて、全身でエネルギーとして利用できる特徴があります。
ケトン体ダイエットは、糖質をほとんど取らず、体内にブドウ糖が不足している状態で身体を動かすなどして、脂肪をケトン体に変えることを行います。ケトン体を作るうえで脂肪酸が燃焼されていくのでダイエットに効果的なわけです。
長友選手は、普段から以下のようなことを行っているようです。
○夜ご飯では炭水化物はほとんど取らない
○ナッツ類やココナツオイルなどのオーガニック食品を取る
○お米や小麦粉などは取らない
○朝食はスムージーなど野菜や消化に良いものをとる
長友選手は、エネルギー源をグルコースだけに頼るのではなく、この「ケトン体」をうまく取り入れた「ケトン体体質」を作ることを意識しているようです。では、また!