コールドプレスジュースのパイオニア・クレンジングカフェ今泉さんとフスボン高田の対談です。
(高田) こんにちは! 今日はフスボン代官山本店のご近所にあるCLEANSING CAFE Daikanyamaの今泉社長に来ていただきました。 今泉さん、いつも、美味しいコールドプレスジュースをありがとうございます。 また、本日はお忙しい中、ありがとうございます。
(今泉) こちらこそ、いつもありがとうございます!
(高田)改めましてオープンの経緯について教えて下さい。
クレンジングカフェ立ち上げの経緯
(今泉) 2つあります。 1つは、元々10年以上前に代官山のマンションの一室でエステルームを経営していて、ジュース屋はその当時はありませんでした。 人は結局食べ物でできていて、「エステ施術後に何を食べるか?」というところを考えていました。
そんな中、ニューヨークにも行く機会もあってライフスタイルとして馴染んでいて日本にもっとあればいいのにと思い「じゃあ自分でやろう」と。 もう1つは、人の役に立ちたいということ。
20代前半から仕事し続けてきて、今の時代は便利で「フリーター」という形で仕事をすることも当時と違ってカッコよくもあると思ってます。 ただ、一生懸命仕事をする若い人がすごく少ないとも感じています。 やりがいがある仕事や職場作りをして、素敵な生き方ができるようにサポートしたい、というのも大きいです。
(高田)お一人で?
(今泉) 妹と運営してます。 私たちは代官山が出身でここが地元でもあるので、地域と密着してカラダにいいものをやっていきたいという思いが常にあります。
(高田)お店をオープンされた2015年には、まだメジャーではなかったコールドプレスジュースのお店を始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。
コールドプレスジュースをはじめたきっかけ
(今泉) はい、当時はメジャーではなかったですね。 私たちがやり始めたと同時くらいにメディアも注目し始めてきて、ちょうど流行る時だったのかもしれません。 ただ、始める前に周りから「ジュース一杯1000円なんて売れるわけないじゃん」と散々言われることもあって「大丈夫かな」と思いはしましたが、タイミングよく時代に乗ったのかなと。
(高田)コールドプレスジュース専門店という位置付けなんでしょうか?
(今泉) そう思われるかもしれませんが、違うんです。 クレンジングカフェは決してコールドプレスジュース専門店ではなくて「大人のライフスタイルをご提案させていただく場所」です!
(高田)詳しく聞かせてください!
クレンジングライフとは?
(今泉) 「クレンジングライフ」という商標を取っているのですが、皆さん日々の生活の中で、日付や曜日に追われている方もたくさんいらっしゃいますよね? 月曜〜金曜まで働いてやっと土曜日はお休み、日曜日になって明日から仕事、であっという間に1ヶ月・1年・誕生日が過ぎる。
そんなせわしない方々にも「何か手助けできないかな〜」と思っていて。 言葉で伝えるのは難しいですが、クレンジングカフェはいつも素敵な心で生きて欲しい、前向きな人を応援したいという思いがあります。
ジュースなど「モノを売る」というよりかは、意識して「大人のライフスタイルを作っていきましょう」という。 その中でジュースやスープ、エステなどこれからも私は必要とされるモノを開発していきたいと思ってます。
(高田)コールドプレス専門店(特に都内)は数店ありますが、「他のお店とクレンジングカフェの違い」については?
(今泉) 他のお店はわかりませんが、作り置きを一切しないところです。 これは農家さんとの信頼関係にも繋がっていると思ってます。 作り置きすれば、人件費などが浮くかもしれないですが、売れなかったら廃棄になる可能性があります。 売れるか売れないか分からないものを並べておくというのは、お野菜を捨てるのとイコールだと思っているので、作り置きは絶対にしないです。 もちろん、一度もお野菜を捨てたことはないです! 前日にお野菜の状況を見てスタッフが責任を持って発注のコントロールをしてます。
(高田)コールドプレスジュースの味の特徴については?
コールドプレスジュースの機械へのこだわり
(今泉) 専用のマシーンだと栄養素が濃縮されるので、家庭用ジュースターの10倍近い栄養素・栄養価が採れます。 また、クレンジングカフェの基本としてあることですが、作り手の私たちが心身ともにいつも健康であること。 作ったモノには「気」が入ると思っているのでスタッフ達ときちんと向き合ってます。 一番よい状態で野菜もフルーツも提供したいし、作り手としてもいつも健康で元気いっぱいで、「気」を入れてお客様に提供するというのをすごく意識してます。
(高田)野菜や果物にもこだわりがありそうですね!
コールドプレスジュースに使う素材へのこだわり
(今泉) 野菜とフルーツそれぞれに農家さんとのストーリーがあるんですが、例えば、小松菜は千葉の水耕栽培です。 体が不自由な職人さんたちが作っているのをオープン当時から使っています。 それを謳ってはいないんですが、機械を使わないで種を一個ずつ手作業でやっているのでやっぱりエグ味もなくてとても美味しいです。 他にも佐渡島、つくば、京都亀岡、沖縄古宇利島などからの新鮮なお野菜やフルーツを使用していますが、全ての農家さんとのコミュニケーションを大切にしています。 全部無農薬というのは難しいんですが、できるだけ無農薬に拘ってます。 よいお野菜は、ドレッシングいらずで、そのままでも美味しいですし、作り手の気持ちがたっぷり入ってるんだろうな、と日々感じてます。
(高田)野菜をそのままジュースにすると、苦味などで味の調整が難しいと思うのですが、クレンジングカフェさんの飲みやすさはどうやって調整されているのでしょうか?
クレンジングカフェの飲みやすさの秘密
(今泉)数グラムで味が本当に変わっちゃうので、少しずつの調整ですね。 私の舌が超敏感というのもありますが、スタッフも敏感で日々成長してます。 私の舌に関しては、元々化学調味料を使ったお店やきちんと調理をしていないようなお店にはあまり行かなかったというところもあるかもしれません。
(高田)スタッフの方々の舌は食を扱う上でとても大事ですね!
(今泉)すごく大事だと思います。 あとは、私たちのコールドプレスジュースは、野菜・フルーツに含まれる水分だけしか使っていません。 例えばグレープフルーツはたくさん汁が出ますが、だからと言ってカサ増しみたいなのはなく、適正な量しか入れないですし、葉物はたっぷり入れてます。 クレンジングカフェに来てくださるお客様は「本物を知っている人」や「舌が敏感な人」が多いので、その方達が「美味しいね」と言ってくれる味を常に意識してます。
(高田)価格も優しいですよね?
(今泉)他のお店はわからないですが、雨が続くと野菜が高騰するのも実際にあります。 ただ、そういう時に価格を上げてしまうとお客様との信頼が崩れちゃう気がして、キツくても一回決めたものは通したいというのがあります。
1ヶ月に1回飲む・3ヶ月に1回飲む。もちろん飲まないよりか飲む方がよいですが、まず前提として続けて頂くことを考えた時に、「2000円越えたらちょっときつい」というのがあるのかなと。 ですので、続けてもらえる且つ自分が払える適正価格にしています。 私たちは「ポジティブコスト」と呼んでいるのですが、もし病気になるとしたらその前の予防として飲む価格としてはこれが適正と思って決めてます。
(高田)「デイズメニュー(ジュース)」、「クレンズメニュー(クレンズジュース)」とありますが、違いはなんでしょうか。
(今泉)デイズメニューでも十分にお野菜なども入っているのですが、クレンズメニューは、さらにお野菜も入れていて超低速で回して栄養価を濃縮させてます。 1本作るのに長い時間をかけていて、作る(回す)技術も必要です。
また、お客様ごとにカルテを書いて前回のメニューや目的をヒアリングし、飲み辛かったものは変更するなど、エステサロンのようなコースにしてます。 1日ジュースだけで過ごすので、誰にでも合うジュースというよりかはその人のために作っているジュースです。
ちょっと値段は張るかもしれませんが、それに見合った価値があると思ってます。 体調が悪かったり忙しくて会食が続いたりするときは私も予約して普通に買うことも(笑)。 今後もっともっと力を注ぎたいですね。
(高田)個人の目的(便秘や肌荒れ、スポーツする人向けなど)によって内容を変えることは可能でしょうか。
(今泉)もちろんです。 ぜひ相談してください!
(高田)今泉代表オススメのクレンジングカフェ活用方法を教えてください!
クレンジングカフェの利用シーン
(今泉)皆様のライフスタイルに取り入れてくれたら嬉しいです。 自分の人生を責任を持って生きる、そのために欠かせないのが健康だと思っています。 健康じゃないとお仕事も頑張ってできない、恋愛もできない。 気付いた時には遅かったとならないように、例えば「お野菜が不足してる」と思ったら自由にクレンジングカフェを利用してください、という感じです。 ちなみに、スープもこだわりで添加物も一切入ってない、体に優しい「気持ち」の入ってるスープをご用意してます!
(高田)言葉で説明するのは難しいかもしれませんが、クレンジングライフを続けることによる恩恵を表現するならば?
(今泉)痩せたとか肌が綺麗になったとか人によって色々あると思います。 大人のライフスタイルを自分で持つことができる!素敵な大人になれる! というところなのかなと。
(高田)お客様はどのような方が多いですか?
(今泉)年齢層としては、下は20代〜上は40代・50代までと幅広いです。 驚かれるかもしれませんが、4割は男性です! 男性が多いなんてこともありますよ。 女性は美白や美肌・ダイエット、男性は疲労回復や自己管理、と言った目的の方が多いです。
(高田)糖質オフなメニューもあるんですね!
低糖質なベジミックスも
(今泉)はい。5種の野菜(小松菜・トマト・セロリ・キャベツ・白菜)とレモンを加えたベジミックスという商品があります!
(高田)糖質制限ダイエット中にもぴったりですね! 今後、どのような方に知っていただきたいですか?
(今泉)日本全国の人に知って欲しいです。 クレンジングカフェの成長は私たちスタッフの成長でもあると思っていて、そのためには私たち自身も勉強して成長していかなきゃならないと思っています。 日本全国の人に知ってほしいので、そのために頑張りたい!
(高田)—ここからは代表にスポットを当てていきます!ー 今泉さんの美に対するこだわりは?
(今泉)美しいというのは、顔や容姿が整っている美しさというよりは心から出てるオーラみたいなところだと思ってます。 そのためには、とにかくストレスを溜めないように意識してます。 ストレスが溜まると自分らしさがなくなり、そういう時にお肌が荒れるというのもあると思ってます。 それでも、もしストレスが溜まってしまったら、本当に信頼できる友人と会ったりショッピングしたりして、自分らしさを取り戻してまた次の日から頑張るようにしてます。 実は、美容自体にはすごく疎くて、例えば化粧品にこだわりがないんです。
色々使った方が肌が強くなってくると思うので1つに執着せず、1ヶ月で3種類くらいの化粧品を気分によって使い分けてます。
それ以外では、身体を温める・湯船に毎日浸かる・ちゃんと汗をかく、これらを全て自然にやってます。
(高田)そんな感度の高い今泉さんオススメの飲食店やお店はありますか?
今泉さんオススメのお店
(今泉)飲食店だとご夫婦2人で営業されている「ビストロエビス」さん。 とにかく素材がいいんですよ。 オープンして7年目ですが、味はもちろん、ビストロエビスさんほどキッチン・お手洗いがピカピカなお店はないと思います。 もう1つ飲食店で、頻繁には行けないんですけど、自分へのご褒美で和食の「かんだ」さん。 日本一だと思っています。 「かんだ」さんのところにスタッフを連れて行けるようにちゃんとお仕事頑張りたい、って思うぐらいすごく美味しい! みなさんも機会があったら行ってみて欲しいです! あとは、ヘアサロンで青山にある「AMATA」というお店。 自分の中で敷居が高い場所だと思っていたんですが、オーナーさんの熱い思いが伝わりますし、スタッフの方達はじめ、接客・空間作りどれをとっても素晴らしい。 お客様とも親身に向き合ってくださって1ヶ月間私の髪の毛を心配し続けてくれるんです!
(高田)クレンジングカフェさんの今後の展開に関しては?
(今泉)周りの友人も私がここで収まらないと思っているようです(笑)。 日本全国に広めていきたいので挑戦し続けて行きます! 店舗を増やすことは考えてないのですが、違った形で挑戦して行きます! 楽しみにしてくれていたら嬉しいです。
(高田)ありがとうございます。 最高の実業家でもある今泉さんを見習って、フスボンもどんどん挑戦して行きたいと思います。 本日はありがとうございました!