「カレンズ」とは?
こんにちは、フスボンオーナーです。 本日は「カレンズ」についてご紹介致します。
カレンズとは、主にヨーロッパで栽培されている小さな干しブドウの一種です。
英語の「currants」の訳なので、カレンツ、カランツ、カラントなどと呼ばれることがありますが、日本では、カレンズと呼ばれることが多いです。
カレンズには、主にブラックとレッドの2種類があります。
ブラックカレンズ
(黒カレンズ、Ribes nigrum)
黒カレンズは小さな黒い果実をつける低木で、ビタミンCが豊富で、風味が強く独特です。
ジャム、ジュース、コーディアル、そしてアイスクリームなど、さまざまな料理に利用されます。
レッドカレンズ
(赤カレンズ、Ribes rubrum)
赤カレンズもブラックカレンズと同様に低木で、赤い実をつけます。風味はブラックカレンズほど強くはなく、甘酸っぱい味が特徴です。ジャム、ゼリー、タルトなどのデザートや料理に使われます。
また、ザンテ・カラント(Zante currant)と呼ばれる小粒の干しブドウもあります。これらはコリント(Corinth)というギリシャの町で栽培されていたことから、コリント・カラント(Corinthian currants)とも呼ばれています。これらの小粒の干しブドウは、ケーキやパン、クッキーなどのベーキングによく使われます。
カレンズの栄養成分
<100g/個当たり栄養成分>
糖質:67.0g、カロリー:283.0kcal、たんぱく質:4.1g、食物繊維:7.0g、脂質:12.9g、ナトリウム8.0mg
USDA・カレンズドライフルーツのページより引用
カレンズは他のドライフルーツ同様に、糖質量は高いですが、砂糖を添加していない分、糖分の吸収は穏やかになります。
カレンズの健康効果
カレンズは、その小さなサイズに反して、栄養豊富で健康に良いフルーツであることが知られています。以下に様々な健康効果を紹介します。
・抗酸化作用
カレンズは、ビタミンCとアントシアニンを豊富に含んでおり、これらの抗酸化成分は体内での酸化ストレスを減少させるのに役立ちます。これにより、慢性疾患のリスク低下や、若々しい肌の維持に寄与することが期待されます。
・心血管健康のサポート
カレンズに含まれるポリフェノール類は、血圧の正常化やコレステロールレベルの改善に寄与する可能性があります。
・免疫力の強化
ビタミンCは免疫システムをサポートする重要な栄養素です。カレンズはビタミンCが豊富であるため、風邪や感染症から身を守るのに役立ちます。
・消化促進と食物繊維
カレンズは食物繊維も豊富に含んでおり、消化機能の改善や便秘の緩和に役立ちます。また、これは腸内フローラの健康をサポートし、全体的な消化健康を促進します。
・鉄分とエネルギーの供給
カレンズは鉄分も含んでおり、貧血の予防やエネルギーレベルの向上に寄与します。これは特に、鉄分が不足しがちなベジタリアンやビーガンの方にとって重要です。
カレンズの歴史と栽培について
カレンズは古代ギリシャ時代から栽培されており、古代ローマ帝国時代にも人気がありました。
その後、ヨーロッパ全土に広がり、中世のイギリスでは、カレンズを使用した様々な料理が楽しまれました。
カレンズは、涼しくて湿度の高い気候を好むため、ヨーロッパの一部地域やニュージーランドなどで栽培されています。ブラックカレンズやレッドカレンズは、Ribes属に属する低木で、春に花が咲き、夏に果実が実ります。
レーズンとカレンズの違い
レーズンは、主に大型のブドウ品種から作られます。天日干しや人工的な乾燥方法で水分を抜いて作られることが一般的です。レーズンは、大きさが比較的大きく、味は甘くてやわらかいです。レーズンはベーキングや料理、またはそのままスナックとして食べることができます。レーズンは、ビタミンやミネラル、食物繊維、抗酸化物質が豊富です。
カレンズは、ザンテ・カラントと呼ばれる小粒のブドウ品種から作られます。これらの干しブドウは小さくて黒っぽく、レーズンよりも酸味が強いです。カレンズは主にベーキングや料理に使われ、ケーキ、パン、クッキーなどに加えられます。栄養面でもレーズンと似ていますが、カラントの方が鉄分やカリウムが豊富です。
フスボンでは、以前は、カレンズを使用したパンやバーを扱っていたのですが、今は有機レーズンを使用したパンに統一しました。
以下に、フスボンの有機レーズンを使用した商品を掲載します。
All raisins
有機レーズン使用商品
ラムレーズンクリームチーズ
に対するお客様の声
著者プロフィール
フスボンオーナー
川谷 洋史
HIROSHI KAWATANI
1980年・大阪生まれ
東京工業大学・工学部・建築学科卒
一級建築士
2012年ごろより糖質制限にハマり、低糖質で無添加、良質な脂質、人工甘味料を使用しないパンやスイーツがないことから、自作を始める。
2014年9月にフスボンを立ち上げ現在に至る。
趣味
食べること、スポーツ観戦、サウナ、ゴルフ、YouTubeを観る
マイブーム
糖質制限×サウナ×オーソモレキュラー